【愛猫の闘病記録11】リンパ腫かと思っていました/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水

ゆま闘病記録
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誕生日後に訪れた病院ではもうすっかりいつも通りとなった胸水抜去と血液検査をしました。

間隔ももはや一定化したように5日間隔。

この日抜けた胸水の量は左115cc、右90ccの合計205cc。胸水の量もある意味安定して5日で200cc前後の結果。

この日の体重は6kgジャストでした。8月30日に初めて胸水を抜いた時が6.7kgだったのでやはり少しずつだけど体重も落ちてきています。

最初の頃に、夢真は原因特定ができたとしてもできる治療が実質抗がん剤治療のみのため、MRIやCT検査など夢真の体に負担のかかる検査はしないことに決めたと書いたと思います。

レントゲンにもリンパに8.7mm程の腫瘍はありましたが、それ以外は隠れてしまっているのか腫瘍らしきものは見受けられないのです。

結論としては今でもMRIもCTもやっていないので原因特定には至っていません。

ただ、一つ確かなのは悪性腫瘍が確かに夢真の体の中に存在していて、そいつが可愛い小さな夢真の胸腔内に相変わらず水を溜め続けていること。

今でも原因特定したところでできることは変わらないのですが、ふと気になって先生に聞きました。

というか、最初の頃にリンパに腫瘍があると言われたからなのか、記憶はもう定かではないのですが、夢真はリンパ腫なのだと思っていました。

かなた
かなた

先生、夢真のリンパ腫は少しでも小さくなっていたりするんですか?

先生
先生

夢真ちゃんは(腹部のリンパに腫瘍はあるけど)リンパ腫じゃない

衝撃の事実

恐らく最初の頃はショックが大きかったのと、慣れない医療の言葉の羅列に先生からは丁寧に説明してもらっていたにもかかわらずいろんな情報が混ざってリンパ腫と勘違いしていたようでした。

今はそんなことがないように診察の時は忘れずにメモを取り、わからないことがあればその場で先生に聞いているのでそんなこともないはずなのですが、最初の頃は不慣れだったり混乱があったりとそういった意味でも至らない点が多かったなと反省しております。

かなた
かなた

えっ…と、じゃあ夢真はリンパ腫じゃなかったらなんの癌なんでしょうか。

もちろんMRIとかやっていないから断定は難しいと思うのですが、先生の予想としてはなんでしょうか。

先生
先生

おっしゃる通り、精密検査をしていないので”特定”ではなくてあくまで”予想”になるのですが、私の予想だと「胸腔内腫瘍」が原因で胸水が発生している。

それか「胆管癌」が”肺に転移“して胸水を出しているんじゃないかと予想しています。

ということでした。

この6週間ほどずっとリンパ腫だと思っていろんな情報とか、リンパ腫について調べまくっちゃっていました。(自業自得)

筆者がリンパ腫だと勘違いしていただけで、先生としては恐らく最初から胸腔内腫瘍か胆管癌だと予想して治療プランを立ててくれていたわけですし、原因は多分これですよと筆者の勘違いが判明したからといって今できることも、治療方針にも変わりはないのですが。

そんな勘違い判明からまた5日後、胸水を抜きにまた病院へ。

この辺りはまた食欲が落ちている時期でした。

全く食べないわけではないけれど、以前に比べて食べる量がさらに減り、病院に行く前々日には何も食べず、おしっこもうんちも出さない日が1日だけありました。

翌日も同じような調子だったらその日のうちに連れて行く予定でしたが、少しですが食べてくれておしっこもうんちも無事に出してくれたので少しホッとした翌日の、息苦しそうな仕草からの診察に至った次第です。

ちなみにこの日の胸水量は左140cc、右90cc、体重は5.96kg(また落ちている…)でした。

ただ、抜去した胸水の色に少し変化がありました。

9月下旬には真っ赤で、少し前までは濃いオレンジのような色をしていたのですが、この日は薄い黄色に変化していました。

先生
先生

胸水は相変わらず溜まっちゃうけど、胸水の色がここまで薄くなってるっていうことは炎症が引いている証拠です!

間違いなく抗がん剤が効いている証拠ですよ!

夢真ちゃんの痛みもだいぶ違うはずです!

さらにこの日は前回の抗がん剤投与から3週間が経過していた頃だったので、血液検査の結果を見て、数値に問題がなかったため3度目の抗がん剤投与となりました。

抗がん剤も胸水抜去も順調に済み、先生からこんな提案をいただきました。

先生
先生

胸水の色がここまで薄くなってるっていうことは間違いなく炎症は引いていて以前よりは楽なはずなんですが、最近は食欲がないということでしたね。

体重も少しずつですがやはり落ちていますし、食べないと病気と戦う体力もなくなってしまいます。

今処方しているステロイドの副作用にも食欲増進があるんですが、それでも今は食べないなら食欲増進剤を試してみましょうか。

ちなみに処方する食欲増進剤については本当に食欲を増進させる作用があるだけで副作用はないので安心して使ってください。

健康な時は本当にモリモリたくさん食べて、ちょっと食べ過ぎじゃない?ってくらい本当によく食べる子だったゆまちがまさか食欲増進剤を使う日が来ることになろうとは数ヶ月前の筆者には想像もつきませんでした。

しかし闘病中の今だからこそ、増進剤を使ってでも少しでも多くの栄養を摂ってほしい。

胸水が溜まってきたらお腹が空いてても食べられないのは承知の上で、食べれる時にはたくさん食べてもらおうということでこの日はいつも処方してもらっている「消炎剤」「胃腸薬」「抗生剤」に加え、「食欲増進剤」(耳の内側に塗るタイプ)も出していただきました。

食欲増進剤の効果はいかに…!?

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