【愛猫の闘病記録12】食欲増進剤の効果/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水

ゆま闘病記録
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ゆまちにいっぱい食べてもらうために食欲増進剤をいただきました。

いただいたお薬はミラタズ軟膏という名前で耳の内側(毛の生えていない場所)に塗って使用します。

耳垢がある場合は、その上から塗ってしまった場合は効果を発揮しないので使用前に猫ちゃんの耳掃除を済ませておくことをお勧めします。

こちらのミラタズ軟膏は、耳に塗布するだけで良いので猫ちゃんが嫌がりがちな経口投与をせずに済むため、猫ちゃん自身も、飼い主もお薬を飲む(飲ませる)ストレスなく使用できる嬉しいタイプ。

副作用らしい副作用もほとんどないとのことでしたので、病気などで食欲が落ちている猫ちゃんにはおあつらえ向きだなと思いました。

もちろん夢真にもできる限りごはんをいっぱい食べてもらうために投薬する気満々でした。

ところが、病院から帰ってきた日もその翌日もミラタズを塗布していないのにも関わらずモリモリ食べる。。。

おしっこも毎日するしうんちも(食べる量が闘病前に比べるとがくっと落ちたので少ないが)ちゃんと出していてミラタズ軟膏使わなくてもいいんじゃないのか…?とさえ思えるほどでした。

しかし更に翌日の朝……

急に食べない

正確にいうと、全く食べないわけではなく目の前にごはんがくれば匂いは嗅ぐし数回舐めるような仕草は見せてくれました。しかし食べる量で言うと前日までと比べて約1/4程度。

これくらいでは食べたうちに入らないだろうという程度の量です。

そんな時は最終兵器!!!

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感想(1件)

ごはんを食べてくれなくてもちゅ〜るは食べてくれることが多いです。

もちろんこれはごはんではなくおやつなので、栄養もカロリーも必要分には全くと言っていいほど足りないのですが、もうここまで食べないと「全く食べない」ということを回避したい気持ちが強いので、食べられるものを食べてもらおうという行動へ変わります。

そうは言いつつもこのままちゅ〜るだけで凌ぐわけにもいかず、今まで温存しておいたミラタズ軟膏の出番が来たんだぜ!!!とばかりにぬりぬりしました。

食欲増進剤 ミラタズ軟膏の効果は…?

ミラタズ軟膏使用後、食欲は少し戻ってきたのか1パックをペロリと平らげてくれました。

かなた
かなた

食欲増進剤すごい…ッ!

食欲が戻り安心したのも束の間、8月末に病院に初めて訪れた頃以来の空えずきをし出しました。

空えずきも本当に辛そうでそばで見守ることしかできないのですが、この日は前回までと少し様子が違う。。。

えずく勢いに、闘病生活で落ちた筋力では耐えきれずそのまま横に倒れてしまったのです。

それだけでも心臓がヒュッとなったのですが、歩いているときにたまにバランスを崩してよろける様子がありました。

そんな状態で迎えた次の診察。。。

いつも通り病院の受付を済ませ待合室で待機していた時のことです。

ゲージの中で大人しくしていた夢真が空えずきを始めました。

横に倒れた次の瞬間

「オェッ、…ア゛、ァ゛〜〜ッ!!!」

聞いたことのないような、短い悲鳴を上げて体の力がふと抜けたのです。

受付にいた看護師さんも、待合室にいた他の飼い主さんたちもその場にいた全員が驚き、空気が一瞬で変わったのを肌で感じましたが、夢真の悲鳴を聞いた時に一瞬で頭が真っ白になり、考えるよりも先に体が動いていました。

ゲージのドアを手が入るだけ開き、体を撫でながら夢真の名前を呼びかけました。

待合室で猫のゲージを開けるのがマナー違反だとかそう言うことよりもこのままでは取り返しのつかないことになってしまうと思い、とにかく必死でした。

時間を置いた今思い返してみるとあれは断末魔の叫びだったのではないかと思います。

幸いにも数回の呼びかけで夢真の体は反応し、意識も戻りました。

これまた幸いにもこの出来事は動物病院の待合室。

そして待機していたのは受付の看護師さんたちの目の前だったので、すぐに酸素室に入れてもらいました。

夢真が酸素室に入った後、びっくりしたのと夢真を失うのではないかという怖さから病院の外でこっそりでも大人気なく泣いてしまいました。感情が止めきれなかったので許してください。

そんなことがあったにも関わらず、その後は問題なく無事に胸水も抜くことができました。

この日抜けた胸水の量は左150cc,右75ccで体重は前回よりも少し落ちて5.82kg

先生には歩行時によろけることがあること、そして先ほどの失神の件を説明しました。

先生
先生

よろけることについては、正直いろんな可能性がありすぎて原因を調べるのも、原因がわかっても対処するのが難しいです。

仮に原因が血栓だとしましょう。

だとしたら血栓に対応する薬を増やさなきゃならなくなり、結果、今の夢真ちゃんには逆に負担になってしまうことになります。

今の夢真ちゃんに今以上の負担をかけるのはよろしくないので、よろけることに関しては様子見がベターだと思います。

そして待合室でえずいている時に叫んで気を失った件については、、、

先生
先生

そろそろ覚悟は必要かもしれません。。。

もし、また叫んだり落ちたりした場合は声をかけて撫でてあげてください。

それから心配で抱き上げたくなる気持ちはわかるのですが、抱っこしたり、夢真ちゃんの体勢を変えるようなことは絶対にしないでください。

そしてその後落ち着いたら病院に電話してもらってから連れてきてください。

えずくこと自体は病気ではない(病気が原因でその症状のひとつとしてしてえずいている)ため具体的に対応する術がないのです。

自分にできることはえずかないように願うこと。そしてもしまたえずいたら夢真の体を撫でながら声をかけ続けること。だけです。

この一件以降、夢真が少し咳き込んだりくしゃみをするような時でもドキッとしてしまうようになりました。

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