前回はこちら【愛猫の闘病記録5】余命2週間と言われました/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水
抗がん剤を投与してから、特に副作用らしい症状はなく、胸水も抜いて楽になったのか数日は平和な日が続きました。
まだ夏日が続いていたので暖かければへそ天で寝るし、ごはんもカリカリのドライフードは食べなくなってしまいましたが、ウェットフードはそれなりに食べてくれていました。
深夜や早朝でもお腹がすけば寝ている筆者の上に乗り鼻や顎を噛みそのまま引っ張って起こしてきたり、大好物の茹でたささみもよくおねだりしてくれていました。
食欲のおかげで投薬もおやつに混ぜると一緒に飲み込んでくれていました。
ただ、やはり胸水を抜いてから数日経つとまた胸水が溜まってきて呼吸の回数は増え、息苦しそうになり、それに伴い食欲も日に日に減っていきました。
ただ、この頃からベッドの下でじっとしていることが増えていました。
胸水が溜まるようになってからは毎日1分間の呼吸回数を数えているのですが、胸水を抜いた直後は大体23〜25回/1分ほど。それが大体36回〜/1分くらいの回数になってくると、呼吸する際も深呼吸のような息の深さで表情を表情もとても辛そうになります。
そして、呼吸の回数が増えるとともに胸水が溜まってきた影響なのか、抗がん剤の副作用が出始めたのかはわかりませんが1日に数回吐くような動作をすることもありました。(吐く動作はするものの胃の内容物は出てきませんでした)
この時は抗がん剤を投与してもらってから8日後にまた胸水を抜きに4回目になる病院へ行きました。(この日は抜いた胸水の量を記録するのを忘れていました)
抗がん剤を投与してから1週間を経過していたので血液検査の数値も見ます。
ほとんど問題なく、抗がん剤の影響で一番気になる白血球の数もこの日は平均値でした。
胸水を抜いた直後には元気そうな様子を見せて、1日1日と時間が過ぎるとまた苦しそうな様子になるという日々でした。
そして5回目の診察は4回目から1週間後でした。
この日の胸水量は左から180cc、右から80ccと左右合わせて260cc。こんな小さい胸に260ccも溜まってたら息をするのも苦しいのが頷けます。
抜去した胸水も見せてもらったのですが、以前見た胸水は尿のような濃い黄色をしていましたが、この日の胸水はびっくりするほど真っ赤でした。透明度が高いトマトジュースかなってくらいの赤でした。
胸水が赤いのは血液が混ざってしまっているから。厳密にいうと、夢真の場合はどんな色でも血液が混ざってないことはないらしいのですが、赤色が濃くなっているということは混ざっている血液量が増えていることを意味しています。
以前と比べて悪化しているのは胸水の色からして明らかです。
そしてこの日も、というより毎回血液検査をします。
気になる白血球の数は2800まで落ちていました。※通常の猫の白血球数は5500〜19500(病院によって多少の違いがあります)
タイミング的に抗がん剤の副作用なのでこのまま様子見となります。
先生曰く「1回目の抗がん剤を打ってからのタイミングだから夢真ちゃんの体と腫瘍の戦いは今がピークだと思います。夢真ちゃん、すごく頑張ってますよ」
検査結果や胸水の色で不安になっていましたが、先生の言葉とそれ以外に1つ嬉しいこともありました。
6.2kgまで減った体重が6.7kgになっていて、ほんの少しだけですが戻っていたのです。
この日も病院から帰ってしばらくして落ち着きを取り戻すとともになくなった食欲を取り戻し、ウェットフードをモリモリ食べてくれるようになりました。
しかし、5回目の胸水抜去から数日後、今度は「夢真ごはん食べない期」が訪れるのでした。。。
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