【愛猫の闘病記録8】はじめての夜間診療/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水

ゆま闘病記録
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2回目の抗がん剤投与後食欲が戻りモリモリごはんを食べてくれたゆまち。

安心したのも束の間。3日目の朝には再び食欲不振に。。。

モリモリ食べていたウェットフードも、他の種類のフードを開けても、大好きな黒毛和牛風味のちゅ〜るでさえも近付けると匂いを嗅いだあとは嫌な顔をしてそっぽを向いて逃げてしまいます。

自宅での飲み薬は錠剤が数種類なのですが、この頃からおやつに混ぜても食べてくれなくなり、口をこじ開けて無理やり飲ませるという方法に変わりました。

この日の朝は薬を飲ませたのが嫌だったのか、ごはんが嫌なのか、どちらでもある気もするのですがベッドの下に引きこもってしまいました。

今まで食欲がなくてもほんの少しは食べようというのが見て取れたのが、この時ほど食べないのは初めてで不安で仕方ありませんでした。

しかしそれから1時間もしないうちにベッド下から出てきてくれたゆまちに諦めの悪い筆者は再びごはんを近づけました。

すると、なぜか素直に食べてくれる!

理由はわからないけどとにかく食べてくれた!やったー!良かったー!!!

食べた量は1週間ほど前と比較するとだいぶ減っていましたがさっきまで拒否していたのに食べてくれたのがとにかく嬉しくてこの日はそのまま平和に過ごすことができました。

そして翌日の朝

またごはん食べず。

呼吸も回数が増えており、深く息を吸うような仕方に変わっていたのですが、多少の余裕も見て取れたので明日か明後日にはまた病院に連れて行って胸水を抜いてもらわないといけないなと考えて出社しました。

定時で退社し、帰宅してすぐに夢真に夜の分の薬を飲んでもらい、ごはんとちゅ〜るを食べれるだけ食べてもらい、筆者も自分の夕飯の支度を始めました。

この時点で朝よりも呼吸が苦しそうだったので明日は朝から病院に連れて行って胸水を抜いてもらおう!と決めていました。そして自分の夕飯を済ませた頃。。。

かなた
かなた

少し時間が空いたからまた少しごはん食べてくれるかも!

そんな期待をして夢真の様子を伺いに行くと

開口呼吸に変わってました。

これは思っていた以上に胸水が溜まっていて、思っていた以上に苦しかったんだ。

不甲斐ない飼い主のせいで辛い思いさせてごめんね。と泣きそうになりながら行きつけの病院へ電話をかけました。

かかりつけの動物病院は他の動物病院に比べ、遅い時間まで診察してくれているのでこの時は本当に助かりました。

かなた
かなた

夢真なんですが、明日お伺いしようと思っていたのですが先ほどから開口呼吸を始めちゃって苦しそうなんですが、今からでも連れて行った方がいいでしょうか!?(いや連れて行ったほうがいいですよね!?)

先生
先生

開口呼吸してるならすぐに診てあげた方がいいですね。

今からでも連れてきてください。

そして初めての夜間診療へ。

到着してすぐに酸素室に入れてもらい、そのまま胸水を抜いてもらいました。

この日は前回の胸水抜去から4日目。この日溜まっていた胸水の量は左150cc、右67cc

抜去した胸水と尿を見せてもらえたのですが、前々回は真っ赤だった胸水は赤みが減り、暗めのオレンジ色のようになっていました。

胸水の色の変化に少し喜びましたが、代わりと言わんばかりに別の問題が出てきました。

夢真は病院で診察を受ける際に暴れてしまうタイプの子です。そのため胸水抜去を始め、診察や処置をする際に大人しくなってもらうために毎回鎮静をかけてからの処置となるのですが

度重なる鎮静に体が慣れてきてしまい、鎮静が効かなくなってきてしまったのです。

鎮静が効かなくなると今度は麻酔をかけて大人しくなってもらうしかないのですが、鎮静に比べると麻酔はそのまま目覚めなくなるリスクがグンと上がります。

麻酔のリスクはできれば避けたい。でもこのまま胸水が溜まり続ければ圧迫された肺や心臓はそのまま衰弱していき、食欲も衰退し、体力は落ち、やがて力尽きてしまう…。

麻酔のリスクを負ってでも胸水抜去をしてもらうしか選択肢は残されていません。

先生
先生

とりあえず処置は終わって胸水は抜けました。麻酔からも無事に醒めてくれています。

ただ、いつもだと大人しくしてくれているこのタイミングで血液検査も一緒にするのですが、この時間(夜間診療)だと人員が足りてなくて今日は最低限の処置となってしまいます。

夢真ちゃんの場合は血液検査でも大人しくしてもらうために鎮静や麻酔をかけなくてはならないので、検査のためだけに診察に来るのはリスクが高いですし、胸水もまた近いうちに溜まってしまうでしょう。

なので細かい検査はまた次回の胸水抜去の時にやりましょう。

検査はできなかったけど胸水は抜いたから夢真ちゃんも苦しいのが取れてかなり楽になったと思いますよ。

そうしてこの日、胸水を抜いてもらったゆまちは穏やかな表情を取り戻しました。

もしこの日、開口呼吸をするタイミングがもっと遅かったらかかりつけの病院も閉まっている時間でした。

そうなると動物の夜間救急センターに連れて行くことになります。

この日はたまたま行きつけの動物病院へ行ける時間でしたが、もし胸水以外でも突発的に遅い時間に何かあったら夢真も夜間救急センターにお世話になる可能性もあります。

今回の症状で初めて夢真に異常が見られた8月末。その時に自宅から一番近い動物の夜間救急センターは調べて把握済みですが、それまでは正直「確か動物専用の夜間救急って同じ区にあったよな〜」くらいの認識でした。

病気ではない、健康な猫ちゃんでも夜中に怪我をしたり、誤飲してしまったりと思いがけない事故が起こるかもしれません。

そう考えると余計なお世話かもしれませんが、猫ちゃんだけではなく世の中のあらゆる動物の飼い主さんは一度自宅から一番近い動物の夜間救急を調べておくといざという時少しだけ安心かもしれません。

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