【愛猫の闘病記録18】大嫌いじゃなかったの…?/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水

ゆま闘病記録
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先生
先生

夢真ちゃんを見ていられる時はエリザベスカラーを外しても大丈夫ですよ。

先生にそう言われた筆者はエリザベスカラーのせいで落ち着かず、いろんなところにぶつかりながら歩く夢真から一時的にエリザベスカラーを外すことにしました。

エリザベスカラーを外した夢真は、案の定どこへぶつかるでもなく歩けるようになり、視界がいつも通りに広がったからなのか、心なしか少し安心したように見えました。

かなた
かなた

これで落ち着いていつも通りベッドの上で寝るだろう

そう思ってホッとしたのも束の間、なぜか夢真はキッチンに置いてあったケージの中へと自ら進んで入っていきました。

夢真にとってケージは怖い外や病院に連れて行かれる時にだけ入れられるもので、今までずっと大嫌いだった存在です。

ケージを見ただけで逃げる。無理やり入れようとすると「ウ゛〜ッ!」と唸りながら暴れる。

やっと入れたと思えばなんとかケージの隙間を見つけて出ようとする。

ケージに入れて運べば扉にガンガン鼻先を押し付けて「ウナァ〜」と切なく鳴く。

といった具合に夢真の中の嫌いなものナンバーワンと言っても過言ではないのがケージでした。

そんな大嫌いなケージに入り、そこで寝初めてしまったのです。

※病院に行く頻度が増えたのでペットシートや夢真愛用のブランケットがそのままセットされている※

癌に侵され、ましてや手術後でフラフラの体。絶対体調は悪いに決まってるんです。

体調が悪いからきっと囲まれていて狭い空間が安心するんだろうなと思いました。

しかし今年はまだ暖かいとはいえ、この時は11月も後半に差し掛かろうという頃。

夜になればそこそこ冷えてくる頃です。

キッチンなので暖房器具のようなものはなく、家の中で一番寒いであろう場所です。

時間もなんだかんだで深夜に差し掛かる時間帯でした。

かなた
かなた

ゆまちがケージの中が落ち着くって言うなら、少しの間くらいはそこにいる?

でも寒くない?

時間も遅いし、少ししたらベッドで寝るよ?

そんな声掛けにも反応せず微動だにしなくなりました。

お互いに動かずキッチンに留まることしばらく。。。

そして気付く。

かなた
かなた

ケージに入ってたらエリザベスカラー付けられない…!

エリザベスカラーが付けられないってことは、夢真が出てくるまで寝ずにキッチンでひたすら見張っているってコト!?

もう本当に遅い時間だったので筆者も流石に寝たいと思い、ケージに入ったままの夢真にエリザベスカラーを着けてみようとしたんです。

ご想像通り、ケージが狭くてエリザベスカラーが付けられない。

上半分が蓋のように開く(外せる)タイプのケージだったので、上を外して再チャレンジするも、やはりケージが邪魔で付けられない。

私は諦めて、夢真が満足するまで快適に過ごすものが何一つないキッチンで夢真を見守り続けることを決めました。

寝ることもせず、だからと言って何かするわけでもなく、ただただ夢真を見つめて過ごすこと数時間ー・・・。

ついに朝日が昇ってきました。

ぼんやりとした頭で、術後の先生に言われたことを思い出していました。

先生
先生

胸水を抜くのは1日2回が良いですね。

空気はいくらやっても無限に出てくるので、抜くと言うより穴が塞がっているのかを確かめるために1日1回空気を抜きましょう。

病院で最後に胸水を抜いたのは夜8時ごろ。

キッチンで夜を明かした現在はもうすぐ朝7時。

半日経ってる。そうだ、胸水抜こう!

長い時間家の中を動き回っていた夢真がようやくケージ内を安息の地としたので、そこから無理やり出すのはストレスにもなるし、嫌だろうなと思い一晩見守っていましたが、胸水を抜くためにいよいよケージから出すことにしました。

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