前回の記事【愛猫の闘病記録1】それは毛玉じゃなかった/猫の癌・悪性腫瘍・腫瘍性胸水
ゆまちの呼吸がおかしかったため、急遽午後休を取り、動物病院に駆け込むことにしました。
昨日ほどでもないにしろやはり息苦しそうなゆまち。
病院に着くなり看護師さんが酸素室を勧めてくれたため、診察までの時間は酸素室に入れてもらうことにしました。
診察ではまずレントゲンの撮影でした。
レントゲン検査の結果、、、
本来ならば肺や心臓が見えるはずの胸部周辺が真っ白
※写真はイメージです(通常はこのように黒い部分が肺、中央の白くて丸いのが心臓です)
なぜ真っ白で何も見えないのかというと、胸に水が溜まっているとのことでした。
胸に水が溜まっていて、その水が肺や心臓を圧迫していて呼吸が苦しくなっているそうです。
レントゲンには胸水だけではなく下腹部にも気になる影が写っているがそれは後で説明しますと言われ、まず胸水を抜いて血液検査と超音波検査をすることになりました。
まず、血液検査の結果はどの数値も正常でした。
そして、胸水の成分を診てもらうと出血は見られないが、細胞がたくさん混ざっていることがわかりました。
細胞を調べるのはもっと大きな機関に提出して診てもらわないと詳しくわからないとのことでその日は胸水の原因まではわかりませんでした。
そして、胸水が溜まる原因がなんなのかがわからないと本格的な治療にも入れないとのことで、その検査結果が出るまで1週間ほど検査結果を待つとのこと。
ちなみに、最初に撮ったレントゲンの下腹部あたりに写っていた影で、リンパにも8.7mm程の腫瘍ができていることが確認されました。
先生「1cm以上になると悪性腫瘍の可能性が非常に高いけど、今はまだそれに満たないから様子を見ましょう」
この日は胸水の原因もわからなかったため、数種類の薬を処方してもらい帰宅することになりました。
胸水を抜く際には、体の外側から細い針を刺して抜くそうです。
大人しい子は何もせずに針を刺して胸水抜去ができるそうですが、夢真は大の病院嫌い。
昔から病院では先生に威嚇、猫パンチを繰り出すタイプの子でした。
そういう子は、暴れた際に肺や心臓などといった胸水とは関係ない臓器に針が刺さってしまう恐れがあるため、そのまま抜去作業をするのが難しいらしく鎮静や麻酔をかけて大人しくしてもらってる間に作業をするそうです。
おうちでは甘えん坊でおとなしいけど病院では暴れん坊のゆまちも例に漏れず、鎮静をかけて胸水抜去の作業をしていただきました。
帰宅する際には覚醒してからになるのですが、まだ抜けきっていないのか、慣れない病院で胸水抜去といろんな検査で疲れているのもあるのかフラフラぐったり。。。
しかし胸水を抜いてもらったお陰で呼吸は元に戻り楽そうに見えました。
病院帰りの夢真からは普段しない不思議な臭いがするのか柚夢が追いかけ回してしまうので臨時で柵を立てました。
翌日の夢真は今まで通り、カリカリのご飯も食べてキャットタワーやデスクにも登り元気そうな様子で安心していました。
しかしこの日を境に夢真と筆者の生活はガラリと変わっていくことになるのでした。